新刊本の書評、文芸のニュース、経営者の読書遍歴をたどる「リーダーの本棚」などをまとめました。
5月6日
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〈歩く〉と〈書く〉はよく似ている。どちらも、負担の少ない行動をしつつ他人に伝えることなく思考が可能だ。この身体性と秘匿性と…続き
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「リング上の闘いだけでは、伝えきれない思いが多すぎる。プロレスラーやファンが感じていることを表現できるのは、物語の世界だっ…続き
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2018年にアメリカで出版された書籍の邦訳である本書は、著者による長年のフィールドワークを中心にして、ちんどん屋の活動と彼…続き
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銀座には二つの顔がある。昼の顔と夜の顔だ。昼の主役が表通りの高級デパートならば、夜のそれは裏通りの高級クラブやバー。そこに…続き
■まさに憂国の書だと思う。
松下幸之助さんが『崩れゆく日本をどう救うか』を出されたのは石油ショック直後の1974年です。日本…続き
哲学・思想の世界は難解で、大著を読み通すハードルも高い。だが最近、入門的なシリーズが登場している。「今」と向き合う手掛かり…続き
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著者は消えた冒険家の父親。生物学の教授でありながら、自身もアラスカで難ルート登攀(とうはん)の記録を持ち、アドベンチャーレ…続き
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本書はユダヤ系アメリカ人が描いたイスラエル論である。著者のダニエル・ソカッチは1968年生まれで、イスラエルの民主主義を名…続き
5月5日
経済書をはじめ歴史や科学、小説まで。日本経済新聞の土曜日付朝刊「読書」面では、多彩なジャンルの書評を掲載しています。「日経…続き
4月30日
エドゥアール・マネなど、19世紀のフランス絵画史を中心に研究してきた三浦篤さん。文学にも強い関心があり、美術と文学を横断す…続き
4月29日
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子どもの頃、広島県の山村にある母の実家で一度だけ正月を過ごした。みんなで餅つきをし、いただいた中に初めて食べるトチ餅があっ…続き
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新型コロナウイルスのパンデミックで幕を開けた2020年代、私たちがこれまで信じてきた「現実」が様々な意味で揺らぎ、いくつに…続き
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私が作ったから私のものだ、と所有的個人主義や市場原理主義を謳うトランプ前米大統領。
ディケンズの小説『荒涼館』において、アフ…続き
米中貿易摩擦に始まり、ウクライナ戦争を経て高まる経済安全保障上の要請から、日本は中国との「デカップリング(分断)」を迫られ…続き
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目から鱗(うろこ)の新書だ。
618年に建国し907年に滅亡した唐王朝の本質は、…続き
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「オッカムの剃刀(かみそり)」という言葉を聞いたことがあるだろうか。なにかを説明する際には必要以上に多くを仮定すべきでない…続き
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2020年夏。中学2年生の少女・成瀬は親友の島崎に宣言する。「わたしはこの夏を西武に捧(ささ)げようと思う」
西武というのは…続き
米南部フロリダ州のロン・デサンティス知事による自叙伝の売れ行きが好調だ。原題は『自由でいるための勇気(The Courag…続き
4月27日
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ここでの「野球脳」とは、反復と才能に培われた試合中の直感を示すのだろう。そいつが東京大学野球部にはどうしても足りない。20…続き
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本書は、東郷隆久々の痛快歴史小説だ。誰もが、一読留飲を下げるこんな作品を待っていたと言えよう。
主人公・集目(もずめ)清二郎…続き