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脱炭素の現状と課題(3) 低迷する日本の「炭素生産性」
立命館大学教授 林大祐
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脱炭素社会への移行度合いを測る指標に「炭素生産性」があります。これは二酸化炭素(CO2)排出量当たりの実質国内総生産(GDP)を示し、経済協力開発機構(OECD)の「グリーン成長指標」にも採用されています。
炭素生産性は、値が大きいほど経済活動が低炭素型だとされます。2021年時点の日本は5.15(ドル/キロCO2)で、OECD加盟38カ国中32位と低迷しています。主要7カ国(G7)では5位です...
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