ロシア作家負傷、当局「ウクライナの指示と男が自供」 - 日本経済新聞
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ロシア作家負傷、当局「ウクライナの指示と男が自供」

プーチン政権のウクライナ侵攻を支持するロシアの作家ザハル・プリレーピン氏の車が爆発し運転手が死亡した事件で、ロシア連邦捜査委員会は6日、拘束した容疑者の男がウクライナ特務機関の指示を受け、道路上に爆発物を仕掛けたと自供したと発表した。インタファクス通信が伝えた。

ロシア外務省は声明で、責任はウクライナを支援して反ロシアの計画を実行している米国にもあると批判。事件について沈黙していることが「米国の関与を暴露している」と主張した。

ロシアは今月3日に大統領府があるモスクワ中心部のクレムリンにウクライナの無人機攻撃があったと発表。政権幹部は具体的な根拠を示さずに米国の関与を指摘するなど、今月にも大規模反攻に踏み切るとされるウクライナに軍事支援を続ける米国への一方的な批判を強めている。

捜査委によると男は1993年、ウクライナ東部ドネツク州生まれ。2018年にウクライナ特殊機関に入り、22年にプリレーピン氏殺害のためロシアに入国した。

プリレーピン氏は6日、ロシア西部ニジニーノブゴロドで乗っていた車が爆発。運転手が死亡し、自身も重傷を負った。

プリレーピン氏はウクライナ侵攻の前から、独立を主張するドネツク州などで義勇軍に参加していた。(共同)

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