救うのは民かエリートか 金融危機、繰り返される葛藤 - 日本経済新聞
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救うのは民かエリートか 金融危機、繰り返される葛藤

本社コメンテーター 小竹洋之

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「金融危機のパラドックス(逆説)」――。米国でニューヨーク連銀総裁や財務長官を歴任し、2008年のリーマン・ショックの火消しに奔走したティモシー・ガイトナー氏の言葉である。

重大な金融危機が起きれば、当局も異例の対応を迫られる。通常なら正しく公平にみえない救済策にあえて動かざるをえないと、14年の回顧録「ストレステスト(健全性審査)」に記した。

その手足を縛るのは、正義の旗を振るポピュリズム(大...

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小竹 洋之

経済部次長、ワシントン支局長、上級論説委員兼編集委員などを経て現職。日米での取材経験を生かし、マクロ経済や国際情勢について幅広く論評する。単著に「迷走する超大国アメリカ」、共著に「技術覇権 米中激突の深層」「米中分断の虚実」。

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