この記事は会員限定です
ビジネスの進化と消費者保護(8) コミットメントの拡大
大阪大学准教授 室岡健志
[有料会員限定]
コミットメントは、もともと「関与する」「約束する」などの意味ですが、行動経済学では「将来の自分の行動を制限する」という意味で用いられます。
身近な例は、スマートフォンやテレビゲームなどの使用時間制限です。ゲームなどに熱中し過ぎることを防ぐため、開始前にプレイ時間を制限するのです。時間制限の解除パスワードがある場合は、自分の見えないところで家族に設定してもらい、自分からは解除できなくすることもあり...
この記事は会員限定です。登録すると続きをお読みいただけます。
残り625文字
ニュースなどで注目される経済学の最新トレンドを、気鋭の学者や有識者がわかりやすく解説します。