人類登場から30万年。長く続いてきた人口膨張が、終わりに差しかかっています。経済、社会、軍事などあらゆる面で基盤となった人口とそれを支える出生率が減少。連載企画「人口と世界」では人口減少社会に危機感を抱く国々を取り上げます。第6部「逆転の発想」では、誤算を転機に社会や制度のあり方を見直し、人口減に対応する世界の動きを描きます。
第1部「成長神話の先に」まとめ読み
第2部「新常識の足音」まとめ読み
第3部「衰退が招く危機」まとめ読み
第4部「下り坂にあらがう」まとめ読み
第5部「わたしの選択」まとめ読み
第6部「逆転の発想」まとめ読み
――インドの人口は今後どうなりますか。
「2064年ごろにピークの約17億人に達し、2100年に15億人程度となる見通しだ。中…続き
――イスラエルの合計特殊出生率は3.0前後と突出して高いです。
「ユダヤ教正統派にとって子をもつことは守るべき戒律だ。ホロコー…続き
――世界の物流ロボットの市場規模は5年で倍増しました。
「1960年代から集荷作業を機械化した『自動化倉庫』は存在したが、米ア…続き
少子化が加速する中国を抜いて人口最多国となったインド。20カ国・地域(G20)議長国として、グローバルサウス(南半球を中心と…続き
仕事や結婚に関する価値観の変化、仕事と育児の両立の難しさ、収入が増えにくい雇用環境。少子化をもたらす要因は実に多様で複合的だ…続き
移民が人口の1割超を占めるドイツで、国籍法改正が議論されている。欧州連合(EU)圏出身者らに限っていた複数国籍を、非EU圏出…続き
待合室にいる十数人の患者が次々と診察室に招き入れられていく。2月上旬、イスラエルのテルアビブにあるソラスキ医療センターで生殖…続き
小さな一歩だが、韓国にとっては大きな進歩となるかもしれない。サムスン電子は1月、二足歩行ロボットを開発する韓国の新興企業レイ…続き
【この記事のポイント】・インド3世紀ぶり首位、中国は61年ぶりに減少・中国のように中所得国のまま停滞する可能性も・大胆な規制…続き
出生率の回復には、男女とも柔軟な働き方ができる環境作りが不可欠――。20世紀後半、出生率低下にあえいだ先進国は試行錯誤を経て…続き
世界人口が11月に80億人を突破しました。産業革命で急増した人口の伸びは陰りをみせ、今世紀中にピークを迎えると予想されていま…続き
家族の多様性を認める国は出生率も高いことが知られている。代表例が北欧のデンマークだ。家族の幅広いあり方を認め、それを支える自…続き
オーストラリアで働く配偶者からの送金額が予想より少ない。母国にいる家族とは電話で話さないのに、異性とパブで楽しんでいる写真が…続き
家族のあり方が多様化している。LGBT(性的少数者)当事者がSNS(交流サイト)を通じて直接発信することで、多様な生き方は以…続き
――子を産んだ女性の所得が減る現象「母の罰(マザーフッド・ペナルティー)」が注目を浴びています。
「新型コロナウイルス禍の影響…続き
世界で加速する人口減少の背景には、私たち一人ひとりの人生の選択がある。子供を産みやすい文化や働き方かどうか、移民を受け入れる…続き